墓石に彫ってもらった戒名や日付、家紋が間違っていた場合には彫り直しを依頼することになります。墓石の彫り直しの料金や相場、費用を抑えたいと考えている方もいるでしょう。
本記事では、以下の4つについて解説していきます。
- 墓石の彫り直しにかかる料金
- 墓石の彫り直す主な理由
- 墓石の彫り直し料金を抑える方法
- 墓石の彫り直しで注意すべきポイント
墓石の彫り直しを考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
墓石の彫り直しにかかる料金
墓石の彫り直しにかかる料金は、3万円ほどです。墓石の彫り直しは寺院や霊園ではなく、業者の作業場で行われるため料金には墓石の運搬費用も含まれます。
また彫り直しの際、魂抜きと呼ばれる僧侶による供養も行われる場合があるため、2〜5万ほどのお布施代が必要になることもあります。
墓石の彫り直す主な理由
墓石の彫り直しを行う理由は主に以下の3つです。
- 墓石に彫った名前や日付が違う
- 共同建立者の離婚
- 家紋が違う
名前や日付の間違いなどがあり、お墓の文字を彫り直す場合があります。石材屋さんに渡す原稿に誤りがないか確認しておきましょう。
夫婦でお墓を建てた後に離婚し、どちらかがお墓と無縁になる場合、彫り直しを行うのが一般的です。
また家紋が間違っていたり、現在の家紋を消すために彫り直しを依頼したりする人もいます。
墓石の彫り直し料金を抑える方法
墓石の彫り直し料金を抑える方法は以下のとおりです。
- いくつかの石材店で見積をしてもらう
- 定期的にメンテナンスを行う
墓石の彫り直しを依頼する前に、いくつかの石材店で見積をしてもらうことで料金の比較ができます。これにより、比較的安い価格で彫り直しをしてもらうことができるでしょう。
ただし、相場より料金が安すぎる業者に依頼すると追加料金を請求されたり、安価な石材を使われてしまったりといったトラブルが発生する恐れがあります。
そのため、価格の安さだけにとらわれることのないように、信頼できる業者選びをすることが重要です。
また墓石を定期的にメンテナンスをすることで墓石の劣化を防ぐことが可能です。丁寧なメンテナンスを行うことにより、墓石の汚れやヒビなどの痛みに気づき早めの処置を行うことができます。
墓石の痛みを見つけた場合は、早めに石材店に相談することをおすすめします。墓石の定期的なメンテナンスを行い、墓石の損傷を防ぐようにしましょう。
墓石の彫り直しで注意すべきポイント
墓石の彫り直しで注意すべきポイントは以下の3つです。
- 彫り直した部分が目立ってしまう
- 墓石の加工方法によって文字のバランスが崩れてしまう
- 文字を追加で彫る場合には供養が必要になる
お墓に彫った文字を彫り直す場合には、墓石を削ることで文字を修正することが可能です。パテを使用して直したい部分を埋める方法もありますが、埋めた箇所が分かってしまうため、事前に石材屋さんや親族と相談するのが重要です。
墓石が複雑な加工をしていると、文字を削り直したことで左右対称が崩れてしまいます。そのため一面全てを彫り直す必要があり、一名だけを修正したい場合でも全ての名前を削り落し、彫り直さなければなりません。
お墓に文字を追加する場合には「魂抜き」という供養が必要になる場合があります。僧侶にお経をあげてもらうためお布施を渡す必要があり、費用は一般的に2〜5万円です。
まとめ
本記事では墓石の彫り直しにかかる料金や注意点、費用を抑える方法を解説しました。墓石の彫り直しにかかる費用は高額なため、信頼できる業者に依頼する必要があります。
また、彫り直しを行うことにより供養が必要になる場合があるため、親族とよく相談のうえ墓石の彫り直しをするようにしましょう。これから墓石の彫り直しをしようか考えている方は、ぜひ本記事を参考に料金を抑えてみてはいかがでしょうか。