こちらのページではお墓の直し、補修、リフォームとして
文字のペンキが剥がれて見えない。
という内容に付いてご説明します。
原因は・・・?
皆さんもお墓参りなどに行くとお墓に彫ってある文字に色が入っているものを見たことがあるのではないでしょうか。
そもそも何故文字に色を入れるかですが、彫った字を見やすくするために入れます。
黒い御影石などでは、お墓の表面の磨いてある場所は真っ黒ですが、磨いていない場所(彫った場所など)は白っぽくなりますのでコントラストがでる為に彫刻した文字がはっきりと見えます。
しかし白い御影石などは磨いてあるお墓の表面は白っぽくツヤツヤしていますが、磨いていない彫った場所なども同じ色あいのため、近くまで行かなければ文字が全く見えません。
そのため白い石などには白ペイントや黒ペイントなどを施すのです。
左:白ペイント 右:黒ペイント(共に同じ石材です)
しかしあくまでもペンキですから、数年から数十年で剥がれてきてしまい、見た目が悪くなったり、文字が見えなくなるのです。
※たまに真っ黒の石の墓誌などに白ペイントを施してあるお墓を見ますが、時間が経つと剥がれてしまいお墓が汚く見えてしまいます。(最初から入れなければいいのになと思います・・・)
左側の写真はペンキが剥がれてしまい最初の方が見えません。
右の写真は改めてペンキを入れた写真になります。
また余談ですが、お墓の裏側に「建立者」のお名前が良く彫ってありますが、この名前の部分が赤く塗ってあるものがあります。
これは「寿陵(じゅりょう)」といって元気なうちにお墓を用意したお祝いの印なんです。
本来は生前に戒名を住職からいただき、その名前の部分を赤(朱)く塗るものでしたが、最近では生前に戒名をいただくこともあまりありませんので、お墓を建てた方のお名前の部分を赤く塗るようになったようです。
しかしその方が亡くなった場合は、赤い色を取りのぞきます。
このような場合の対処法
これはペンキを入れ直すしかありませんが、ご自信でもホームセンターでペンキを買ってきて塗っても大丈夫です。
先に今の剥がれているものをなるべく綺麗に取り、上から何回かに分けて塗っていきます。
はみ出ないように綺麗に塗るのは難しいですが、少しぐらいなら、最後にカッターの刃をあてて、はみ出したものを削り取れば綺麗に仕上がると思います。
費用目安
これは他の石屋さんなどでは1文字100円など文字の数で行うところもありますが、弊社ではお墓全体を確認して、手間代としていただくことが多いです。
また他の作業が伴う場合などは、サービスで行うこともあります。
一応目安として、ペイントだけのご依頼の場合はこのような金額でお受けしています。
●ペイント入れなおし
○お墓の正面文字「○○家之墓」など・・5,000円程
○墓誌などのお戒名1~2名分・・・・・・5,000円程
○お墓全体のペイント・・・10,000円~20,000円程
※消費税別です。
※色も多少好きな色で入れられますが、金色などですと別途費用がかかります。
※別途お墓が遠方の場合は実費がかかります。
あわせてこちらもご確認下さい
・カロート(納骨室)がいっぱいで新しい仏様が入る場所がない、お墓水浸し、骨壷水流入の心配。
・今後車椅子でもお墓参りできるようにしたい。
○石良「お役立ちコラム」
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