霊園を選ぶにあたって、故人の宗教・宗派・宗旨や場所探しといった重要なポイントは多くあります。しかし、後悔のない供養をするために選択肢が豊富なため、どれを選べば良いか分からない方も少なくありません。
そこで今回は、霊園を選ぶ際の7つのポイントを解説します。本記事を読むことで、霊園を選ぶメリットとデメリット、事前に決めておくべき点も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
霊園を選ぶ際の7つのポイント
霊園を選ぶ際のポイントは、下記の7つです。
- 宗教・宗派・宗旨
- お墓のタイプ
- 立地
- 費用
- 周辺環境
- 設備・施設
- 管理
ひとつずつ解説していきます。
宗教・宗派・宗旨
霊園によって、受け入れ可能な宗教・宗派・宗旨が異なります。
例えば「在来仏教=天台宗や浄土宗、真言宗など、日本を代表する仏教宗派」「宗教不問=宗教を問わない」といった、故人が属しているものを把握する必要があるので覚えておきましょう。
お墓のタイプ
近年ではさまざまなお墓のタイプがあり、予算や継承者の有無で選択するものが異なります。
主なお墓のタイプは、下記の4つです。
- 一般墓:「家墓」とも呼ばれている伝統的なお墓
- 納骨堂:遺骨を納めるための建物
- 樹木葬:遺骨を自然の中に埋葬する方法
- 永代供養墓:霊園や寺院の管理者が継続的に供養を行ってくれるお墓
選ぶ際は、どのお墓のタイプが最適なのか判断しましょう。
立地
霊園を立地で選ぶ際には、下記の点を意識しましょう。
- 自宅からの距離
- 霊園までの道路状況
- 駐車場の有無と駐車場の数
先々のことを考えて、交通アクセスは確認しておきましょう。
費用
霊園選びで重要なポイントのひとつが、費用面です。実際にお墓を建てる際に必要な費用として、下記の3つがあります。
- 管理費
- 墓石費用
- 永代使用料
上記の中で、墓石費用と永代使用料は高額になるケースが多いため、お墓を購入する前に確認しておきましょう。
周辺環境
霊園の周辺環境は、定期的に訪れるスポットであれば確認しておきたい項目です。確認すべき項目として、下記の3つがあります。
- 樹木の多さ
- 地盤や水はけ
- 風通しや日当たり
また、害虫の多い霊園であれば、お墓参りも難渋してしまう可能性があるので注意が必要です。
設備・施設
霊園を選ぶ際に、下記の設備・施設が整っているか確認しておきましょう。
- 駐車場
- 休憩所
- 水道施設
- 法要施設
- 管理事務所
そのほか、お年寄りや車椅子の方が無理せずに参拝ができるよう、バリアフリーに配慮した霊園であるかも大切です。
管理
霊園が行っている管理体制も確認すべき項目です。
- 清掃状況
- 墓参用具の有無
- 芝の手入れや樹木剪定
上記の管理を、おざなりにしていない霊園を選びましょう。
霊園を選ぶメリット
霊園を選ぶメリットは、下記の3つです。
- 国籍や宗教の制約がない霊園が多い
- お墓の形や区画面積などを自由に選べる
- 駐車場や送迎バスなどのサービスがある
また、霊園には民営霊園と公営霊園があり、それぞれ特徴が異なる点も覚えておきましょう。
霊園を選ぶデメリット
霊園を選ぶデメリットは、下記の3つです。
- 生前購入をできないケースがある
- 応募過多の場合、抽選になってしまう
- 墓石の形やデザインなどが制限されている霊園がある
そのため、優先すべきポイントを決めておけば、自分に合った霊園を選べるでしょう。
霊園を選ぶ前に決めておくこと
霊園を選ぶにあたり、事前に決めておくべき項目は、下記の2つです。
- お墓の予算
- いつまでのお墓を建立するべきか
また、お墓を管理する継承者も決めておくべきポイントです。次の世代にしっかり話を進めておくことで、継続的にお墓を管理できるでしょう。
まとめ
今回は、霊園選びのポイントやお墓を購入する前に知っておく点を解説しました。霊園を選ぶ際のポイントは、下記の7つです。
- 宗教・宗派・宗旨
- お墓のタイプ
- 立地
- 費用
- 周辺環境
- 設備・施設
- 管理
本記事でお伝えしたメリットとデメリット、事前に決めておくべき項目も参考にして、全員が納得できる霊園選びを行いましょう。