お葬式や火葬も済んで一段落と思ってもまだ納骨が残っています。お墓や納骨堂に遺骨を安置することを納骨といいますが、納骨はいったいどれくらいの時期に行うものなのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、納骨をする際に必要な準備や、納骨方法や手順などについても含めて詳しく紹介していきます。
納骨の時期
納骨の時期についてですが、納骨をいつまでに行わなければならないという決まりや法律は存在しませんので、特に決まってはおらずいつでも良いとも言えます。
しかし、一般的な仏教の場合では、四十九日法要までは自宅に遺骨を安置し四十九日法要と一緒に納骨式を行うというのが一般的です。
既にお墓の用意がある場合は四十九日法要の時に行うのが一般的ですが、お墓の用意ができていない場合はお墓が出来るまで自宅に安置するか、一時預かりが可能な納骨堂に一時的に預かってもらうかといったケースが多いです。その場合、一周忌法要の時に納骨式を行うことが多くなります。
納骨の準備
納骨を四十九日法要と一緒に行う場合の納骨の準備ですが、まずは四十九日法要の日程をお寺と相談して決めます。
お墓に字彫をする場合には石材店にも早めに依頼しておく必要があるでしょう。親族などに日程の連絡をして、参加者が決まったら式の後の食事の予約なども済ませておきます。
また、火葬の時に渡されたはずの火葬執行済の印が押された火葬許可証と墓地の使用許可証、印鑑などの必要書類も用意しておく必要があります。
火葬許可証を紛失してしまった場合は、5年以内であれば自治体で再発行してもらえます。分骨する場合には、埋葬する数の分だけ必要になるので注意しましょう。
納骨の手順や流れ
納骨の流れですが、四十九日法要の後に行われる場合、基本的には遺族代表の挨拶がありお坊さんの読経、参列者の焼香、納骨、最後の挨拶といった流れになります。
納骨式にかかる時間自体は参列者の人数などにもよりますが、20分から30分程度なことがほとんどです。納骨式の後に食事をする場合は、食事をする場所にもよりますが予約の時間の1時間前程度に開始すれば問題ないでしょう。一般的には11時ごろか16時ごろに行われるケースが多いです。
まとめ:納骨は準備が大切
納骨は納骨当日は特に難しいことはありませんが、スムーズに納骨をするためには準備が大切になります。
四十九日法要の後に行うにしても、一周忌法要の後に行うにしても、今回紹介した納骨に必要な書類や準備をしっかりと行うことが大切です。
また、今回は一般的な仏教での納骨についてでしたが、宗教や宗派によって異なる部分もあるので事前に確認しておくことも必要です。