墓石に使われる石の種類は?国産墓石と外国産墓石の特徴を解説

墓石

 

墓石にはいくつか種類があり、種類によって特徴が異なります。この記事では墓石の種類や墓石に適した石を解説します。

 

国産から外国産のものまで解説するので墓石について詳しくなりたい人は、ぜひ参考にしてください。

 

 

墓石に適した石の基準

 

使用される石が墓石に適しているかどうかは以下の3つの基準から判断されます。

  • 水の吸収率
  • 比重
  • 圧縮強度

水の吸収率が低いほど雨に強く長持ちするため、石材を選ぶ際は水の吸収率が低いものにしましょう。

 

比重とは石の体積に対する重さを表すもので、体積に対して重いほど比重が高くなり、墓石が高密度で耐久性に優れていると判断できます。

 

圧縮強度とは墓石がどのくらいの力に耐えられるのかを表す数値です。数値が高いほど石が頑丈で、欠損やひび割れといった破損が起きにくいです。

 

 

国産墓石の種類

 

墓石は国産以外にも外国産のものがあり費用や材質が異なります。一般的に国産の墓石は外国産よりもブランド力があるため費用が高くなりやすいです。

 

国産墓石で代表的な石材は以下の3つがあります。

  • 庵治石(あじいし)
  • 本小松石(ほんこまついし)
  • 真壁石(まかべいし)

庵治石は国産のなかでも特に高級とされる墓石で「花崗岩のダイヤモンド」とも呼ばれる花崗岩(かこうがん)です。香川県で採掘されており、色は白っぽく磨くと美しい光沢がでるのが特徴です。

 

本小松石は神奈川県で採掘される石で庵治石と同じく高級石に分類されています。水の吸収率が高く色が変色しやすいのが特徴で、時間とともに墓石の変化を感じたい人におすすめです。

 

真壁石は茨城県で採掘される花崗岩で白やグレー、青みがかった色が特徴です。庵治石や本小松石よりもリーズナブルなことから国産墓石のなかでも人気の高い石材となっています。

 

 

インド産墓石の種類

 

外国産の墓石は国産に比べて安く手に入りやすく、特にインドと中国産の墓石は値段の安さと品質の高さから人気が高いです。

 

インド産の代表的な墓石は以下の2つが挙げられます。

  • アーバングレー
  • M-1-H

アーバングレーはグレーに少し緑がかった色が特徴で水の吸収率が低いのが特徴です。磨くとツヤがでるため、経年劣化で見た目を損ないにくいというメリットもあります。

 

M-1-Hは緑と黒の混合色が特徴的で、アーバングレー以上に水の吸収率が低いのが特徴です。耐久性が高く非常に丈夫であるため、経年劣化による破損が少なくいつまでも綺麗な形を保てます。見た目も重厚感があるため高級石材として人気が高いです。

 

 

中国産墓石の種類

 

中国産の墓石は他の産地に比べてリーズナブルなのが特徴です。中国産の代表的な墓石は以下の2つが挙げられます。

  • AG98
  • 河北山崎(かほくやまざき)

AG98は白とグレーの中間色をしており、国産の大島石に似ていることから人気の高い石材です。色ムラやスジも少なく安価ですが水の吸収率が高いのがデメリットです。経年劣化によって墓石が変色することもあるので気になる人は注意しましょう。

 

河北山崎は深いグレーが特徴的でお墓らしさを感じられると人気の高い石材です。比較的安価で手に入りやすく見た目もよいですが、経年劣化による変色が起きやすいのがデメリットです。また、近年では採掘量も減少傾向にあるため今後価格が上昇していく可能性もあります。

 

 

まとめ:豊富な種類から好みの墓石を見つけよう

 

ここまで、墓石の種類や墓石に適した石の基準を解説してきました。墓石の種類によって料金や性質が変わるので自分が何を重視するのか把握しておくのも重要です。

 

墓石を選ぶ際には「水の吸収率」「比重」「圧縮強度」に着目するようにしましょう。この記事を参考に理想の墓石を選んでみてはいかがでしょうか。

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